【国際教養大学】学生寮を「教育寮」に 5つのテーマ別ハウスが始動

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 国際教養大学(秋田県秋田市)では、留学生を含む学生の8~9割がキャンパス内の学生寮や宿舎に居住している特性を活かし、授業以外の場でも学生が自らの視野を広げる「テーマ別ハウス群」を導入。日本の大学で一般的に生活の場として捉えられている学生寮を課外活動の場として捉え直し、「教育寮」として学生が主体的に学び合う環境の充実を図っている。特定のテーマのもとに集まった日本人学生と留学生とがハウス(学生宿舎)で1学期間の共同生活を行い、それぞれのテーマに基づいた活動を実践中だ。

 2019年秋学期からは、新たに、英語教育に興味があり将来は教師などを志望している学生が集まる英語教育ハウスと、ロシアを中心としたスラブ文化圏の言語や文化についての知見を深めるロシア (スラブ) 言語文化ハウスの2つのハウスが、春学期から継続している「日本語ハウス」「日本自然文化ハウス」「フィットネスハウス」の3ハウスと合わせて始動した。

 今回のスタートに先立ち、春学期にはテーマ別ハウスフェアというイベントも行われ、主催した日本語ハウスの学生の一人は、「テーマ別ハウスの最たる特徴は、同じ興味・関心を持った学生たちが主体的に作り上げる新たな学びのコミュニティである点です。また、日本人学生と留学生がともにハウスを作り上げることも重要視しており、国際的な協働を経験する場として機能する役割も果たしています」と語っていた。

(国際教養大学HP:https://web.aiu.ac.jp/aiutopics/43937/)