【金沢工業大】建築学科学生のアイデアが商品化へ、産学連携プロジェクトの一環

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 金沢工業大建築学科2年の宮川将幸さんのアイデアによって商品化された付箋「おしゃべりふせん」が、株式会社山越(金沢市)を通じて好評発売中だ。

 「おしゃべりふせん」は人の口をかたどったデザインで、さまざまな形の口が表情豊かにメッセージを伝えてくれるユニークな付箋。

 商品開発は、オリジナル文房具の開発を進める印刷会社の山越と金沢工業大学との産学連携プロジェクトとして行われた。同大キャンパス内にある学生ステーションが、メモブロックや付箋紙などの新商品のアイデアを募る学内コンペを2017年末に実施。15件の応募の中から宮川さんのアイデア「眼盛るメモ」が最優秀作品に選ばれた。学内コンペ後、宮川さんは、産学連携プロジェクトの担当プロダクトデザイナーの指導のもとでアイデアの検討を行い、最終的にテーマを「眼」から「口」に変更して、今回の「おしゃべりふせん」の製品化が実現。宮川さんは製品のコンセプトと、ベースとなるデザインを担当。メモ書きした付箋を貼り付けると、口元からしゃべり出すようにメッセージを伝える、遊び心あふれる商品だ。

(大学HP:https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2018/1016_osyaberifusen.html