【経団連】2021年春入社組から「就職協定を見直したい」、中西会長が記者会見

【キーワード】 進路・就職

 経団連の中西宏明会長は9月3日の記者会見で、就職・採用活動に関する日程などを定めた採用指針を、現在の大学2年生らが対象となる2021年春入社組から廃止したい意向を表明した。経団連のホームページによれば、「現在の新卒一括採用は、ネットの利用で、一人の学生が何十社という数の企業に応募できるやり方では成り立たなくなっている」と──。

 廃止されれば、1953年に「就職協定」として始まった就職活動の基本ルールがなくなることになる。現在の採用指針は、会社説明会を「3年生の3月1日」、面接などの選考を「4年生の6月1日」にそれぞれ解禁すると定めている。今回の方針を受けて、大学側などからは戸惑いの声もあがっている。

(参考:http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2018/0903.html