文科省の認可・届出一覧は正確な情報
次ページ以降に、文科省の公表資料と、各大学の新設改組等(構想中・届出予定を含む)の情報を掲載した。これは、各大学が文科省の規定に沿って提出したもので、該当する事項を以下に示してみた。
文科省は「大学の設置認可・届出制度」を設け、事項を規定している。1~20までの事項が挙げられているが、認可が必要なものと届出ですむものとに分けられている。中には、私立だけは認可というケースもある。
認可=
大学の新設・廃止・学部設置・通信教育の開設
公立届出・私立認可=
学科(課程)設置・収容定員の総数の増加
主な届出=
学部の廃止・学科(課程)の廃止・専攻科・ 別科の設置・廃止・大学名称の変更など
同じ学部の設置でも、認可と届出とがある。当該の大学が授与する学位の種類や分野の変更を伴わないものは届出だけですませることができる。
受験から社会のニーズまでを考える
受験生に大きな影響を与えるのは、大学や学部の新設だろう。自身の志望大学でなくても同じような大学・学部が増えることは、同じ分野で全体的に門戸が広がり、入試競争が緩和されることにつながるだろう。
逆に、学部の廃止は、受験生の間で人気がないこと示し、社会的にニーズの少ない分野・学問であるといえよう。これでは、将来の就職にも影響を与えることになる。したがって、これらの情報は貴重なものになる。
下図を参考に、志望校を早めに決めよう。