名古屋市立大学は10月19日、2021年度から医学部の入学試験に、名古屋市立高校限定の推薦枠を設けると発表した。同大のホームページによれば、医学部では、「高等教育における高大接続の重要性が求められる昨今の状況の中、一つの都市が小中高大の一貫した教育を担いうる名古屋市の特色に鑑み、真の高大接続を追究するとともに、生涯学習に繋がる卒後教育を通じて、『学び続ける医療人』の育成を強化する」としている。

（大学HP：http://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/press/release/h30/index.html#013285）

　2021年度より導入し、対象者は名古屋市立高等学校長から推薦のある者（現行の推薦入試 B に準ずる）、募集人員は3名。選抜方法は大学入学共通テストの成績による第一段階選抜を実施し、第二段階選抜として医師としての適性等の評価を重視した面接試験による選抜を実施する。また、卒業後の一定期間、同大の指定する病院における臨床研修や研究実施の義務を課し、「学び続ける医療人」を育成していくことを検討しているという。