岡山理科大学では、同大学とモンゴルの共同調査隊が2016年から翌年にかけてゴビ砂漠で発見した世界最大級の恐竜足跡化石(長さ約106cm)4個のうち、1個のレプリカが10月25日から岡山キャンパスで披露されている。これは、東京で開催されていた「恐竜博2019」(7月13日~10月14日)での展示物を譲り受けたもの。展示場所は岡山キャンパスA1号館1階のエントランスホール。すでに展示されているタルボサウルスの全身骨格標本(全長約10m)と並んで、来館者の注目を集めそうだ。
恐竜の足跡化石は、2016年8月に一つ目が見つかり、2017年に学生と教員がモンゴルの人々と協力し合って発掘を続けて新たに3個、合計4個が連続した歩行の跡として発見された。それらは足跡の凹みに砂が入って固まった「足型」の化石であった。
恐竜足跡化石が専門の同大学・石垣忍教授(生物地球学部)によると、首と尾の長い大型植物食恐竜「竜脚類」の足跡とみられ、全長は30mぐらいになるだろうとのこと。一連の歩行の跡が見つかったことで、超大型恐竜の歩き方や爪の動き、歩行速度といった生態の推定が可能になった。超大型恐竜の足跡化石を展示することにあたって、石垣教授は「この足跡の長さを4倍すると後ろ足の長さになります。それをもとに体全体の大きさを想像してほしいと思います。この足跡は『そんな生き物が本当に歩いていた』という地球のメッセージです」と話している。
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