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【千葉経済大学】新1万円札・渋沢栄一の理念「論語と算盤」をベースに学園を創立

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 2019年4月上旬、現在流通している一万円、五千円、千円の紙幣と500円硬貨のそれぞれを全面的に刷新することが決まった。その中で、新1万円札の肖像となったのが「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一。名著『論語と算盤』では、いかなるビジネス活動も倫理・道徳に適ったものでなければならないとする経営哲学を説いた。

 渋沢栄一が新札の顔になったことを受けて、千葉経済大学では、学園創立者・佐久間惣治郎が学園を興す際、教育者の立場から「片手に論語、片手に算盤」を建学の精神とし、渋沢の理念を教育の世界に据えての開学であったことをホームページで紹介。同大学の学園理事長室には渋沢栄一と佐久間惣治郎の胸像が並び、ピロティ―には渋沢栄一の孫娘・鮫島純子さんから贈られた「世界の平和は一人一人の心の平安から。感謝の種を一つ一つ今日も拾いましょう」と書かれた色紙が掲げられている。また、ホームページには「今月の論語」というコーナーも設けられている。

 同大学はホームページで、「この度の新札の顔の発表を、学園は心からうれしく思っています。(中略) 千葉経済学園は、『論語』に象徴される『人としての倫理・道徳・品性』を磨くとともに、『算盤』に象徴される『生活の糧となる専門的な技術・知識』を培い、新しい令和の時代に活躍する人財を育成して参ります」としている。

(千葉経済大学HP:https://www.cku.ac.jp/news/20190415-01.html