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【大学選択&資格】就職を有利にする「資格」が、大学の特徴、ブランドになる!! 就活を支援する「資格」とは?

大学の特徴・就職・資格は密接に連携

 将来就きたい職業によっては、「資格」の取得が前提になっているケースがある。例えば、医師や薬剤師、看護師、教員などだ。これらの職業に就くには、資格を取ることができる大学・学部・学科で学び、免許を得たり、国家試験に合格する必要があったりする。
 また、最近は地元志向もあり、地方公務員の人気も高い。警察官や消防官などだ。地方自治体の採用試験に合格することが条件なのだが、これらの職種に強い大学が存在する。将来の目標が明確な場合は、就職に有利になる大学を選択することも1つの方法だろう。

消防官に強い国士舘大、保育士は聖徳大

 例えば、「消防官」に強いのが国士舘大だ。体育学部スポーツ医科学科は、4年制大学として日本で初めての救急救命士の国家試験受験資格を取得できる学科である。救急患者を病院に搬送するまでの医療行為の充実が急務とされる日本の現実に対応。救急救命士の国家試験受験資格を取得できる医学理論、救急医学について学ぶ。この関係などで、消防官になる卒業生が多い。
 また、「幼児教育、保育分野の教員」の就職では、聖徳大が高い実績を持つ。幼稚園教員採用者数は5年連続、保育士採用者数は12年連続の1位となっている。
 聖徳大はピアノ教育に力を入れている。ピアノの保有台数は384台、練習用の個室は155室もある。ピアノを弾ける幼稚園教員、保育士が求められており、教育現場での評判は上々である。4年制大では、幼稚園教員、保育士養成に特化した学部として群を抜いている。

エントリーシートに書ける「資格」がほしい

 「資格」を持っていることが前提になっている職業は別だが、一般的に学生が身につけていると就活で有利になると見られる「資格」を紹介してみよう。それは、企業で働くにあたって、どのような資格やスキルを持っていると役立つか、を考えれば分かる。外国人と接する機会が多い職場では、英会話が必要になるだろう。
 また、就活は、初めにエントリーシート(ES)の提出から始まる。一般的には「履歴書」にあたる。そこには「学歴」のほかに「資格・スキル」「保有資格」「趣味・特技」などを書く欄があったりする。このような欄が設けられているのは、資格が必要か、あるいは有利と考えて保有資格を書き込む学生が多いからだろう。

パソコンのスキルは絶対に欠かせない

 持っていると有利になりそうな「資格」はいろいろあるが、今の時代で仕事に欠かせないのは「パソコン」。デスクワークとなれば、タブレットやスマートフォンではない。「MOS」や「ITパスポート」などのIT系の資格を持っていれば、業種・業界を問わずに有利になる。
【MO S 】MicrosoftOffice(Word・Excel・PowerPointなど)のスキルを客観的に証明してくれる資格。ソフトごとの試験があり、WordとExcelにはスペシャリストレベル(一般)・エキスパートレベル(上級)がある。学生の場合は、スペシャリストレベルの取得がおすすめだ。
【ITパスポート】社会人に必須とされるITの基礎知識を証明してくれる国家資格だ。

グローバル時代には英会話が当たり前

 グローバルな時代、外国人観光客も多い。となれば英会話も不可欠だ。募集要件として「TOEIC」のスコアを設定している企業が多く存在する。海外進出する企業、海外拠点を増やす企業が増加している中で、海外の現地法人でも活躍することができる人材を求めているのだ。TOEIC900点とか英検1級を持っている学生は多い。
 また、入社後、経理や財務関係の仕事に関わりたいと思っている人は、「簿記」の資格を持っていたほうがいいだろう。本気度も伝わるはずだ。
 これらのほか、就活時に有利となる「資格」をランダムに挙げてみよう。文系ならば、中小企業診断士、宅地建物取引士、社会保険労務士、税理士、TOEFLなど。中小企業診断士は、就活だけでなく仕事においても使える資格だ。理系では、授業が資格に直結する場合があるから、その時点で資格を取っておくようにしたい。
 資格要件には、「必須」(なければ応募できない)「優遇」(持っていればプラス評価)「尚可」(持っていなくてもよいが、持っていてほしい)の3つがある。このことは知っておきたい。